ややこしい作者の釉薬 ( 窯変銀化、紫窯変バージョン )
①と②の違い、お分かりになりますでしょうか?
色は同じ紫ですが、①は光っていませんよね。
この違いは粘土に因るものです。
窯変と窯変銀化とは異なる粘土を使用しており、紫窯変はそれら2つの粘土を混ぜ合わせています。
ですから②の紫窯変は窯変同様光って、なおかつ紫に発色するんですね。
それで③ですが、これは②の紫窯変と同じものです。
紫窯変はとっても不安定な釉薬で、その時によって紫が強く出たり薄かったりします。
肉眼で見れば③も紫がかっているのが分かるんですけれど。
同じ紫窯変でも2パターンある・・・と、ご理解いただければ何よりです^^;
「正祥窯うつわ展」・・・展示室のうつわ掲載中