ぎゃらりぃ 日月

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川越 紀宏さんの巻    <紫雲窯>

d0138203_9551321.jpg川越さんの工房は入ってすぐが窯場で、その奥に作業場があります。

「紫雲窯」の看板は何故か作業場に入る高い所に掛けてあり、

ちょっと不思議な感じがします。

調度刷毛目塗りをしていらっしゃったので、

これ幸いと撮らさせていただきました。

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手ろくろの上にお湯飲みを乗せ、人さし指一本でポンポンと二回ほど高台をたたくと芯が合い、

さぁーっと、刷毛で化粧を塗ります。

手馴れた作業を見るのは、なかなか心地よいものです。

d0138203_10113471.jpgd0138203_10115762.jpgお茶を頂きながら仕事場を見渡すと

大事な化粧のテストピースや釉薬の棚があり、

壁には子供たち三人の描いた絵が飾られていました。


d0138203_10195326.jpgd0138203_10203347.jpg川越さんは大学三年の時

自分はサラリーマンには向いていないことを確信し、学校を中退。

一人で出来る仕事は何かを考え、たどり着いたのが陶器の世界でした。


d0138203_10245495.jpg以来30年陶器作りに励む彼は、この仕事を自分の天職だと言い切ります。

仕事が楽しくて仕方がないらしく、夕食を食べた後も眠くなるまで仕事場で仕事を肴にお酒を飲ん

でいるとの事。


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軽くて使いやすい日常食器。

飄々とした川越さんが造る食器には気負った所は全くなく、安心感に包まれます。

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私は日本の伝統である手仕事の中で、”やきもの”ほど、楽しくて夢のあるものはないと思っております。
このたびは、粉引手、刷毛目、三島手とか、独自の灰釉を用いて、私なりに心からの”思い”をこめて製作いたしました。
この一つ一つの器が、見て頂いて楽しく、使って頂いて、皆様の生活の中でいろどりとして、より豊かに、しかもうるおいのあるムードを味わっていただけるのを、作者としてはこの上もない”よろこび”であると、心から念願いたしております。

紫雲窯    川越 紀宏
         滋賀県甲賀市信楽町江田
         電話/FAX  (0748)82-1894

略歴     昭和三十三年北海道に生まれる。
        信楽にて加藤整治、加藤文平氏に師事する。
        平成四年信楽にて紫雲窯を開く。

*小売りはいたしておりません。

     
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by utuwa-seisyo | 2008-04-27 11:05 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(1)

八幡 満さんの個展(動物陶展)見てきました    <陶園>

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d0138203_13441491.jpg三重県伊賀市に自宅&工房を構える八幡さんは、毎年2回定期的に信楽で個展を開催されています。
今回の個展では、前回1点だけ展示されていた黒が4分の1程のスペースを占め、新たな意欲を感じさせられました。
従来から焼き物でしか出ない質感や色を追い求めていた八幡さんですが、今回黒をもってきた理由として黒一色にすることによって想像が広がり、焼締めよりもかえって土味が出るような気がする、とおっしゃいます。
確かにテクスチャーの後がはっきりわかり、ある意味ごまかしがきかない感があります。
また白に関してはせっかくのテクスチャーが消えてしまい、これからの課題になるとのこと。
12月の陶夢さんでの個展が楽しみです。


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Mitsuru Yawata Exhibition
4月12日(土)~22日(火)
10:00~18:30
木曜日休廊
GARALLEY
陶 園
〒529-1851 滋賀県甲賀市信楽町長野
TEL 0748-82-1495
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by utuwa-seisyo | 2008-04-13 14:14 | 行ってきました 見てきました | Comments(2)

藤本 秀さんの巻  その2   (信楽焼締め作家)

前回3/9(日)の続きです。

<藤本氏自身に辿り着くまでの3つの関門>
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①信楽焼締めに到る話
小さい頃から絵を描くことが好きだった藤本氏は、大人になって種々の素材を使い
造形に取り組み始めます。
ある時、土を触る機会があり、その土の面白さの虜になってしまわれたとの事。
藤本氏いわく、
「土は素材そのものに制約がない分どうにでもなり、自分で絞り込めるので、自分
の素性に馴染み夢中になれる。」
信楽焼締めをするようになったのは、家の近所ということもあったらしいのですが、
古い信楽の大壷やうづくまるを何度も見ているうちに魅了されたとのことです。

ーさて何を聞こうかなぁ、と考えていたら藤本氏が「最近読んだ本や見た映画の事
は聞いてくれへんの?」と助け舟を出してくださったので、「では、それおねがいし
ます。」
ということでd0138203_10362350.jpg
②最近読んだ本や見た映画(DVD)の話
花村萬月の『惜春』のあらすじを20分程かけて、お話して下さいました。
内容を一言でいえば、辛酸を舐めてきた青年が多くの体験を経ていく中で、意識が
変化し、それと共に周りの状況も変化していく、といったことです。
ただ、おなじ仕事をしているのですが、ラストシーンの方では
「さあー、今日も仕事するぞ!」と意気込みが違うんですよね。
あと、辺見庸さんの『たんば色の覚書』も良かったとおっしゃるので、あらすじは聞
かずにその本は借りることにしました。
辺見さんの文章というか文体が好きなんだということですが、昔のほうがもっとシャ
ープで良かったなあー、とも・・・。
それと映画は『アメリカの森』。戦争後遺症の残るベトナム帰還兵たちの物語です。

ー「藤本さんは人間が好きなんですね」と問いかけると、「いや違う、人間に興味があるだけや。」 
と、ここから熱い話が始まります。

③人間観・哲学的な話 
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「人間はおもろい、人間ほどすごい動物はおらん。人間は多義に渡って行動する
動物や、そやからすごい。」
「人に出会うと心を動かされる。
特にすごいと思う人は、自分の目指すところを深く掘り下げ突き抜ける、僕なんか
ではとても手の届かないような人。たとえば、このごろは科学者がすごいと思う。
宇宙の真理に近づくための追求、組み立てや立証・・・。」
                     *
「そやけど人間も他の動物と一緒で、生き抜くこと、生きようとする意志が肝心や。」
ーその拠り所は?
「拠り所は単なる手がかりや。何の拠り所も必要とせんのが仏教やと思う。」
ー(ここは少し説明がいるかもしれません。
  私がキリスト教なら聖書、イスラム教ならコーランという指針みたいなものが
  ありますが・・・。と訊ねた後の流れです。)
                     *
「人間って多様やんか、なんで存在してるんやろ?なんであるんや?」
ー藤本さんにとって、その存在というのはどういう存在なのでしょうか?
「産み出されたもんや」
そこで、お弟子さんである越沼さんいわく、
「藤本さんは複雑です。
僕は藤本さんと出会って、今まで目を向けなかったことに目を向けるようになりました。」

ーーー少しだけ、藤本氏が見えてきたような気がしませんか?
    私には息抜きはあっても、「生き抜く」という考えはなかったです。
    確かに藤本氏は生き抜く力強さを持っておられる方でした。


3月19日(水)~3月25日(火)まで
相模原市の伊勢丹にて藤本氏の陶展が開催されます。
お近くの方はぜひ、生の作品をご覧になって下さい。
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藤本 秀
〒529-1803  滋賀県甲賀市信楽町牧1番地33
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by utuwa-seisyo | 2008-03-11 12:01 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)

藤本 秀さんの巻  その1   (信楽焼締め作家)

鍬皿d0138203_9301611.jpgd0138203_9303729.jpg













トタン皿d0138203_9313584.jpgd0138203_9315522.jpg













伊賀花入れ                              鬼桶d0138203_9332764.jpgd0138203_9334851.jpg




















                             花器
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<山中にある藤本氏の工房に辿り着くまでの3つの関門>
d0138203_9385723.jpg ① 紫香楽宮跡駅北側にある踏み切り

軽自動車がやっと通れる
鉄柵は当てキズだらけです。

d0138203_9432731.jpg ② 水溜りと小川

手前にある大きな水溜りを突き進み、
その向こう側にある小川を
横断しなければなりません。

d0138203_9463722.jpg ③ 二股道

さて、どっちだっけ?
と少し迷う。
車中からは見えませんが、
左手にちらっと見えるのが、窯場です。




この3つの関門を無事乗り越えれば、藤本氏の工房に辿り着きます。
次回は、
藤本氏自身に辿り着くまでの3つの関門を掲載いたします。お楽しみに!



藤本氏の作品ならびに工房風景・窯焚きの様子など詳しくお知りになりたい方は、
リンク欄のMika's Selectionをクリックして下さい。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-09 09:58 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)

杉本 和明さんの巻

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日常食器、それも粉引の食器を登り窯で焼成しておられる、こだわり派の杉本和明さん。
登り窯で2日かけて窯焚きをされるので、電気窯やガス窯に比べて、焼き上がりがやさしいというかまろやかですね。
ざっくりとした大ぶりな作品には、心和ませるものがあります。
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                 長男 ゆうくんの作品です。

〒529-1218  滋賀県甲賀市信楽町神山2077
Tel/Fax 0748-82-3556
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by utuwa-seisyo | 2008-01-30 08:41 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)

梶村修身さんの巻

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東京から移住して来られた梶村さんとは30年来のお付き合いをさせて頂いてます。
今流行のスローライフのはしりとも言える存在で、半畑半陶、自然を愛で、動植物の名前もよくご存知です。
作品作りに関しても、とても丁寧で、とくにタタラの作品には敬服するのみです。


〒529-1833  滋賀県甲賀市信楽町小川1228-3
Tel/Fax 0748-82-2384
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by utuwa-seisyo | 2008-01-16 10:17 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)