ぎゃらりぃ 日月

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作者の新しい釉薬  <火ダスキ>

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お馴染みの焼〆緋だすきは赤土で還元焼成しておりますが、
火ダスキは白土を使用しており還元焼成した後さらに酸化焼成しています。
酸化焼成だけでも出そうなものですが、それですとボ~っとした焼き上がりになってしまいます。



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黄粉引の改良版、黄化粧です。



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こちらは貫入掛分けで使っている志野釉を全体に施したもの。ちょっとした試みといったところでしょうか。
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by utuwa-seisyo | 2014-07-30 15:22 | 正祥もの | Comments(0)

ややこしい作者の釉薬  ( 窯変銀化、紫窯変バージョン )

モミガラ灰を掛けた釉薬として、先日説明しました窯変以外に窯変銀化、紫窯変があります。

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   ①窯変銀化                   ②紫窯変                    ③紫窯変

①と②の違い、お分かりになりますでしょうか?
色は同じ紫ですが、①は光っていませんよね。
この違いは粘土に因るものです。
窯変と窯変銀化とは異なる粘土を使用しており、紫窯変はそれら2つの粘土を混ぜ合わせています。
ですから②の紫窯変は窯変同様光って、なおかつ紫に発色するんですね。
それで③ですが、これは②の紫窯変と同じものです。
紫窯変はとっても不安定な釉薬で、その時によって紫が強く出たり薄かったりします。
肉眼で見れば③も紫がかっているのが分かるんですけれど。
同じ紫窯変でも2パターンある・・・と、ご理解いただければ何よりです^^;


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by utuwa-seisyo | 2013-07-26 11:18 | 正祥もの | Comments(0)

ややこしい作者の釉薬  ( 窯変バージョン )

お馴染みの窯変釉ですが、実は4パターンあること。。。ご存じだったでしょうか?!

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赤系(上段)と青系(下段)があり、さらに本焼が一度と二度のものがあります。
画面、向かって左が一度焼成で右が二度焼成の器です。

赤系は器が異なりますので少し比較しにくいかもしれませんね。
青系の二度焼成の写真、黙ってMika'sのHPから拝借してきました^^; (訴えられたらどうしよう・・・)

どちらも本焼一度ではザラツキが残っておりますが、二度焼成した方はツルッ!サラァ~となっています。
個人的に私は一度焼成の質感が好きですけど、ご注文は二度焼成の方が多いかな?

さて色の違いですけれど、これはモミガラ灰の掛かり具合に因るもの。青系の方が少しだけ厚くなっています。
わざと厚くかけたのではなく、水分比重は同じでも季節(気温・湿度)によって灰の状態が変わるんです。
作者もその辺ところ考慮はしているものの、なかなか思うように参りません。
それで窯変だけで4パターンとなってしまいました。

また次回ご説明いたしますが、これに紫窯変や窯変銀化が加わり、銀化もあってややこしくてなりませぬー。



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by utuwa-seisyo | 2013-07-18 14:30 | 正祥もの | Comments(2)

復活か?! ワラ灰粉引き。。。

                                  <以前の器>
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                               <今回のテストピース>
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粘土が変わってしまい出なくなっていたワラ灰粉引き。
作者があれこれ試験をし、やっとここまで近づきました。
テストピースの内側は化粧掛けが薄かったので茶色くなっていますが、
これはほぼ復活といってもよさそうです。
ただあともう少しだけ微調整が必要。最後の一歩です。

でも、ここで大きな問題が!!!
実は今回の新しい粘土、ものすごくお値段が高いのです。
もともと作者が使っている粘土は少し高めなのですが、その2倍ほどします。
困りました。

やはり最終的には器の値段を多少上げることになるかもしれません。

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by utuwa-seisyo | 2010-05-14 06:23 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)

窯の調子がおかしい・・・

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これはテストピースではありません。
同じ土、同じ釉薬、同じ窯の同じ棚で焼成した製品です。
一体全体どうなってしまったのでしょうか・・・?!
こんなことはじめてです。
趣味でしている分には、おもしろくてこれでもいいのです。
ですがこれをお店に納品する訳にはいきません。

紫窯変や砂金釉も粘土が変わってしまった(?)のか不安定な出来で作り直しをしている矢先のこと。
作者の落ち込みようは傍で見ていて気の毒になるぐらいです。

・・・で、作者は自分自身に言い聞かせるように
「プロならなんとかしろ~!」と雄叫びを上げていました。  ハァ~・・・

差し迫った注文もこのままではアウトです。
まずはかなり酷使して老朽化した窯を手直しする必要がありそうです。
あとは考えられることを片っ端からやって、今月中になんとかしなければ・・・
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by utuwa-seisyo | 2009-08-17 16:11 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(8)

正祥もの変遷 vol.7 (独立当初のもの・・・ビードロ釉)

還元焼成
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                          <木の葉皿 28cm×12cm×3.5cm>

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                             <長皿 31cm×12.5cm×3.5cm>

木の葉皿と長皿は同じ釉ですが、厚みが異なります。
長皿の方が薄いので透明感も無く色目も違って見えます。

酸化焼成
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                            <角皿 23.5cm×4cm>

還元焼成よりも色が明るくなっていますね。
一般にビードロ釉は、酸化焼成をすると茶色味のかかった緑になります。

この酸化と還元ですが、
ひらたく言えば酸化は窯の中に酸素がいっぱいで、還元は酸欠状態ということです。
ですから同じ金属(鉄、銅など)でも酸素のむすびつきかたで発色が変わってくるんですね。

ビードロ釉は鉄による発色ですが、青磁釉よりも多く鉄分を含みます。
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by utuwa-seisyo | 2009-02-01 07:46 | 正祥もの | Comments(0)

正祥もの変遷 vol.5 (釉薬の基本的な考え方)

まず釉薬ですが、大きく2つに分けて透明釉(石を融かしたもの)と、つや消し釉(土を融かして出来るもの)とがあります。
透明釉をつや消し釉にするには、土(カオリン)を入れればよい、というのが釉薬の基本的な考え方です。
作者のvol.1と4の青磁が透明釉に当り、vol.2と3がつや消し釉になります。
以下、カオリンを加えることで青磁釉がどのように変化していったのかをみていきたいと思います。

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vol.1で紹介いたしました作者にとってのオーソドックスな青磁(透明)釉です。
作者は釉のテカリ具合がなんとも気に入らず、それを抑えるためにカオリンを添加したり、焼成方法を変えてみたりします。


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そうした中で生まれたひとつが、vol.4で紹介いたしました条痕青磁釉です。
まだ透明感が残っており、さらにまったりとした青磁釉になるよう試験を重ねます。


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その結果vol.2で紹介しましたつや消し釉の青白磁釉が生まれてきました。
作者の基礎としている釉にカオリンを加えていくと、色目はどうしても青から緑へと変化します。
このあたりの説明はかえってややこしくなりますので省きます。

釉肌自体にテカリは無くなったものの、色目が気に入らないと言って作者はまた試験を始めます。
今度は色の方ですから、鉄ならびにその他の鉱物を加えたり引いたりしていく作業をします。
vol.2でも書きましたが、青磁釉は鉄による発色ですから・・・


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で、最終的に納得したのがvol.3で紹介しましたつや消しの青磁釉となる訳です。

釉薬の基本的な考え方と作者の青磁釉の流れ、ご理解していただけたでしょうか?!


下の写真は最近の青白磁と白磁です。
これは上でみてきた青磁釉と基礎釉が異なるので、つや消し釉でも青の発色をしています。

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by utuwa-seisyo | 2009-01-23 07:54 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(4)

試作品 その1

Ⅰ 以前から掲載している窯変釉ですが、赤土を白土に変え、還元焼成のあともう1度酸化で焼成しています。
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白土+窯変釉、  還元焼成→酸化焼成

Ⅱ 白土に泥しょう土を流しかけた後、窯変釉を施し、還元焼成したものです。
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白土+泥しょう土+窯変釉、  還元焼成

Ⅲ Ⅱと同様で、還元焼成の後酸化焼成しています。d0138203_1117343.jpgd0138203_11172487.jpg













白土+泥しょう土+窯変釉、  還元焼成→酸化焼成

三作とも微妙な釉合いで、
私的にはOKだと思うのですが、作者は
「後もう一歩絞り込んでから完成」と言っております。
なかなか、お厳しい。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-14 11:25 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)

窯出し

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テストピースが焼きあがりました。
作者が考えていた程ではなかったみたいですが、
2~3種類使えそうなうわぐすりがあるとの事です。
さて、新作にどのように反映されるのでしょうか?楽しみです!

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by utuwa-seisyo | 2008-02-05 10:33 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)

釉薬(うわぐすり)試験

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土試験と平行して、釉薬試験の開始です。
今回は磁器土にも挑戦!
果たして、思惑通りの色が出てくれるかな?

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by utuwa-seisyo | 2008-02-01 09:46 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)