ぎゃらりぃ 日月

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カーテンと掛け花入れ

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気になっていたサッシの窓とキッチンの仕切りにようやくカーテンが取りつけられました。
染物関係に従事している友人に「なかなか気に入るものが無くて」と話を持ちかけましたところ、
「これなら合うかもー」と持ってきて下さったのがこの素敵な大判のショールです。

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これなら透かしも入っているので威圧感が無く申し分がありません。というよりも勿体ないぐらいです。
ショールは、暖簾用の棒を2本組み合わせたものにフックを掛け、留めて吊るしてあるだけ。
この方法なら今後また別の使い方が出来ますから後ろめたさが半減します。
○○○さん、有難うございました♪

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手前の掛け花入れは森利光さんの遺品作です。
先日、森さんのお師匠さんである荒木義隆さんが拙工房まで届けに来て下さいました。
「女性だから花入れがいいかな?!と思って」
「・・・」(あー、作者ではなく私に持ってきて下さったんだ)
私が森さんを敬愛していたことをどこかで耳にされたのでしょうか。
足がお悪いのに直々に来て下さるだなんて・・・荒木さんのお心遣いに思わず涙がこぼれそうになりました。
何十年ぶりかでお会いしましたが、相変わらずお洒落でエンジの靴がよくお似合いでした。
御礼状も出さず失礼したままで恐縮しております。相も変わらずのご無礼お許しください。
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by utuwa-seisyo | 2014-04-11 16:28 | 日月(ひづき)時間 | Comments(2)

森利光さん急逝

拙ブログで何度か記事アップさせていただいた<森利光さん> (Tags:#の森利光を押して見て頂ければ幸いです)
今月2日未明、62歳で永眠されました。
心からお悔やみ申し上げます。


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玄関先の森さんの作品です。2008年にお邪魔したとき撮りました。
今ならもう少しマシな写真が撮れそうな気もいたしますが・・・


元日に友とお酒を酌み交わしていた森さん。
友が酔いつぶれた後、お風呂に入って心筋梗塞になり、そのままあの世へ逝かれたのだとか。
大酒のみの森さんらしい亡くなり方だと思います。
目が覚めてその姿を発見された○○さんには気の毒ですが、一人の時じゃなくって本当に良かった。
まあ言うなれば大往生ってやつですね。


森さんは私たち夫婦にとって掛けがえのない特別な人でした。
作者にとってはお師匠さん的存在でもあり、友でもあり、また良きライバルでもあったと思います。
亡くなる3か月前に泊まりがけで森さん宅へお邪魔した作者は、あの時にタップリ楽しんだから悔いはないと申しておりました。
ただ、もう森さんの作品を見ることができないのが無念だと。
これから先どんなものを創ってくださるのか愉しみにしていたのは私も同様でした。
私にとって、腹を割って話せる数少ない友の一人だった森さんを亡くしたのは大きな痛手です。
ただ最後の最後まで諦めない森さんの生きざまは、しかと見届けました。
その姿を今後の糧にします。

森さん、37年間お付き合いしていただいて本当に有難うございました。
どうぞ心安らかにお眠り下さい。                                                       合掌


正祥窯うつわ展」・・・展示室のうつわ掲載中
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by utuwa-seisyo | 2014-01-06 16:40 | 縁(えにし) | Comments(0)

竜   < 森 利光 作 >

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                       森利光さんから気迫のこもった竜を二体預かりました。
                    上 ↑ の竜は 薄っすらと釉が掛かっており、下 ↓ は焼き締めです。
                  作者の器とはケタが二桁ちがいますからねー、写真撮りも恐る恐るです。

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水を治め天翔る聖獣の竜。
あのブータンのワンチュク国王が去年来日したときに、
「龍は一人ひとりの心に住み、経験を食べて大きく育つ」と子供たちに説明して評判になったそうな・・・
なんといっても今年は辰年、東の守護神「青龍」が見守ってくれることと思います。
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by utuwa-seisyo | 2012-01-26 11:34 | 縁(えにし) | Comments(0)

あるところにはあるのですね。

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以前ご紹介しました森利光さんを2年ぶりに訪ねました。↑ は先日まで京都で個展をされていたDMです。

森さんの作陶テーマは宇宙創成、森羅万象。
上の香炉は、ひとことで言えばビッグバンか超新星爆発か?(あ~、なんてミもフタもない言い方)

このDMではその神々しさは伝わらないかもしれませんが、本物はおいそれとは触れない代物でした。

細かな造作は、指を押し当てたりなぞったり、ひねったり引きちぎったりと、ほぼ土遊び。
多少くどくもある造作にためらいはなく、突起のひとつひとつが森さんにとって意味あるものなのです。

釉合いも褐色から黄土、緑と微妙な色の変化が見られ、質感にはヌメリがあります。
それは備前、丹波、越前に通じながらも森さん独自の焼き上がりとなっていました。


・・・で突然下種な話になり恐縮ですが、ちなみにこの香炉150万~200万円いたします。
け、け、けたが・・・ウチとは2桁も違う~。
もちろんウン百万円もするような作品ばかりを展示されていたわけではないと思いますが。

6日間個展をされていて、よほどお気に召されたのか毎日個展会場に来られ帰りにはかならず一点お買い求めになるお客様とか、
通りすがりに買ってくださる方とか。。。

確かに森さんがつくるものはそんじょそこいらにはありませぬが、
こんな話を聞くと、世の中どこが不景気なのだ~!と思ってしまいますね。
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by utuwa-seisyo | 2010-06-03 07:02 | 縁(えにし) | Comments(0)

森 利光さん     <陶芸家>   vol.5

昨日5/18(日)のつづきです。
                                                     

                                  花器
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             確か30cm以上の高さがあったと思います。
             それでこの柔らかさ。
             ろくろの巧さがなせる業ですね。

                                  掛花
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                     左が60cm、右が1mぐらいあったでしょうか。
                     写真の撮り方が拙くてすみません。

                             <53~55歳の作品> 


5回に亘って森さんの作品を掲載してきたわけですが、一人の人の約30年間を追う作業は

時の流れによる意識の変遷やそれにともなう表現方法の違いを垣間見ることが出来て

興味深いものがありました。d0138203_15413535.jpg

粘土という比較的自由になる素材ならではの可能性を追い求めつつ

宇宙・森羅万象・自己を表現されてきた森さん

今後もどのような作品を見せて下さるのか楽しみです。                            
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by utuwa-seisyo | 2008-05-19 15:51 | 縁(えにし) | Comments(0)

森 利光さん     <陶芸家>   vol.4

昨日5/17(土)のつづきです。

             50歳を迎えるあたりから心境に変化があらわれます。

             「想像力はどこまで羽ばたいても所詮、他者への憧れである。

             しかし創造力は、未来永劫に研磨し続ける自分との対峙である。」


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             左の写真は一つしかありませんが、本来は二つ一組で「あ・うん」とのこと。

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             鬼瓦。これなら完璧な魔よけになります。

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             花器。丸い筒の中にお花を挿します。

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              香炉。うーん、惑星の三者会談か?!

                    <50歳頃の作品です>                   つづく
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by utuwa-seisyo | 2008-05-18 08:25 | 縁(えにし) | Comments(0)

森 利光さん     <陶芸家>   vol.3

昨日5/16(金)のつづきです。
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ギャラリーで個展・グループ展をしていた森さん、

45歳になった平成8(1996)年からは、会場がお寺さんに移ります。

最初が仁和寺、続いて健仁寺内の興雲庵、そして法然院から妙晃寺へ。

お寺で個展をする理由を尋ねると、

入り口から廊下、そして襖の開け具合まで自分のイメージでレイアウトが出来るから楽しいのだそうです。
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数寄者たちが集まるそのお寺で、寿し職人によるパフォーマンスやライブなども催されていたとか・・・。

そういえば世はまだバブルの時代でしたっけ!

                    香合                     掛花
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                  <45歳頃の作品です。>                                つづく
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by utuwa-seisyo | 2008-05-17 07:54 | 縁(えにし) | Comments(0)

森 利光さん     <陶芸家>   vol.2

昨日5/15(木)のつづきです。

昭和55(1980)年、森さんは長野県高遠にて独立します。
里山での生活で森羅万象にも広がりと奥行きが感じられます。

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いったんは高遠で独立した森さんでしたが、3年後に関西に戻り現在地に築窯。

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これらは30代後半の作ですが、このあと作風に変化がみられます。
っていうか見た目は全く別物になってしまうんです。                       つづく
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by utuwa-seisyo | 2008-05-16 09:00 | 縁(えにし) | Comments(2)

森 利光さん     <陶芸家>   vol.1

d0138203_8564148.jpgメディア嫌いの森さん、顔写真なしという条件付でブログ掲載を承諾してくださいました。

実はこの方、歳は作者よりも若干お若いのですが、陶芸においては大先輩であり、作者富田正の

お師匠さん的存在であります。

信楽から西へ車で30分程の大津市大石に、森利光さんの自宅兼工房はあります。

d0138203_955572.jpg目の前を瀬田川が流れ、川沿いには遊歩道があり、その歩道から山まで毎日森さんは3キロほど

ウォーキングをします。

また自宅横には畑があり、家の西南には日よけ用にゴーやが植えられていました。

独身の森さん、健康を維持するための管理を怠ることはありません。

d0138203_913452.jpgなんといっても周りに家はなく、何かあった時は人知れず・・・ということになりかねませんから

ね。

まぁ前置きはこのぐらいにして、森さんの作品を年代を追って紹介していきます。

d0138203_9193517.jpg昭和26(1951)年、京都で生まれた森さんは、高校を卒業後京都府立陶工訓練校に

入り、1年間轆轤の技術習得に励みます。

卒業後、宇治市炭山の荒木義隆氏に師事し、5年間の修行を積み、その後2年あまり


d0138203_9291867.jpg全国津々浦々(北は北海道、南は屋久島)と各地の窯を見ながらの修行。

そして昭和52(1977)年、信楽の某製陶所にろくろ師として入社するのですが、ここで森さんと

作者は出会うことになる訳です。(ついでに私もです)

     <写真は上から順番に、45歳・40歳・35歳・50歳・55歳の作品です。>


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これは、勤務終了後に創っていたものです。
大まかな形が出来ると、作品を部屋に持って入り、お酒片手に愛しむように細かな作業をしていました。
「これは何?」と聞くと「森羅万象」と答えられ「ふ~ん、森羅万象かー。」
と、わかったようなわからないような・・・・・。
ただ、つくっていたときのエネルギーのすごさ(本人も作品も)は感じられました。

(この時、森さんは26歳、作者は28歳、私は19歳。 あー、若かったなあ~。)      つづく
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by utuwa-seisyo | 2008-05-15 10:02 | 縁(えにし) | Comments(0)