ぎゃらりぃ 日月

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ギャラリーkohara  (小原 康裕氏)

                    駅前通側玄関
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          Jazzが流れる

          ゆったりとした

          スペース

                                        
                                    

 2階ギャラリーへ                                               


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正祥窯のコーナー                         307号線沿い側の玄関
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ギャラリーkoharaは、丸要小原商店の3代目小原康裕氏がオーナーの
元を辿れば鎌倉時代にまで遡る、超老舗です。
店内には個性的な器が数多く並び、また2階のギャラリーでは常時個展が開催されています。

オーナーの小原氏は陶芸家でもあり、
2年に1度ニューヨークで個展をされています。
その様子は、こちら

窯にまかせるのではなく、
薪窯(穴窯)を焚くことの意志を感じさせてくれる作品の数々です。
灰釉の絶妙なたまり具合や灰かぶりによる景色など、
窯を知り尽くした小原氏ならではの巧みな技の結集と言えましょう。                                      
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by utuwa-seisyo | 2008-03-30 09:49 | 縁(えにし) | Comments(0)

ひとつの作品が出来るまでの工程 <3日目・・・削り>

トースカンで高さを決める                      馬かきで決めた高さの所まで一気に削る
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カンナで削る                               カキベラで高台を出していく
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土かき丸ベラで厚みのある部分を削り落とす           指で厚み加減を探る                     d0138203_10555814.jpgd0138203_1059832.jpg













カキベラで高台内側を削りだす                    なめし皮できれいにする
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*お詫び
お気付きの方もおられると思いますが、前回の轆轤引きの皿と今回の器は異なります。
私が少し出遅れたため、作者はあのお皿をすでに削り終えていました。
パターンは変わらないので、今後はこのリム鉢を追いかけていきます。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-28 11:14 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)

ひとつの作品が出来るまでの工程 <2日目・・・菊もみ、轆轤引き>

<菊もみ>
              粘土の中の空気を抜くためおよび硬さを均一にするために菊もみをする
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                            練り上げた粘土を轆轤に据える
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<轆轤引き>
              作品を作る時にぶれないようにするため、粘土を上げ下げして芯をとる
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                         作品の大きさに応じて玉とりをする
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                        3回ぐらいに分けて伸ばし、皿の形にしていく
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                        大きさを揃えるためにトンボを合わせる
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                        形を整えるためにコテを使って成形する
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                       シッピキでできた皿を引き離し、出来上がり
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by utuwa-seisyo | 2008-03-26 08:20 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(2)

ひとつの作品が出来るまでの工程 <1日目・・・土合わせ、土練り>

                         <土合わせ>
d0138203_9535026.jpg白土
                       3種類の粘土を荒もみをして混ぜ合わせる
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d0138203_1015090.jpg赤土d0138203_1022334.jpg
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                          <土練り>
少し粘土が硬いので水をつけながら土練機で練るd0138203_10141587.jpg
                        2回目の土練機
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by utuwa-seisyo | 2008-03-23 10:32 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)

娘たちからの贈り物  (2日目ー備前、原田拾六氏と出会う)

前回3/19(水)の続きです。

宿を出て、250号線を海沿いに西へ1時間ほど走ると、もうそこは備前です。
喫茶「里房」さんで観光マップを頂き、
まずは目の前にある「木村微風」さんのお店に立ち寄りました。
親切にも窯を見せて下さるとおっしゃるので、奥の仕事場や窯場を見学。
備前では作家さんが個人のギャラリーを持ち、そこに自宅・仕事場・窯場があります。
もちろん信楽にもありますが、備前ではそれが横並びにずらーっと続いているのです。

次に備前では少し異質な存在の「原田拾六」氏のギャラリーを訪ねることにしました。d0138203_1043023.jpgd0138203_1045274.jpg
おもむろにギャラリーを覗いていると、お弟子さんらしき女性がお茶を勧めて下さり、厚かましいとは思いつつ、お言葉に甘えました。
するとそこへ、なんと!御本人がおでましに・・・。
まさか御本人に会えるなどと夢にも思いませんから、作者共々緊張。
原田氏にブログ掲載の許可を得て、私はデジカメでパチリ、パチリ。
原田氏と作者は、備前ならびに信楽の陶芸事情や雑談を・・・。
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原田氏は、こちらの心が洗われるような澄み切った目をしており、お顔を拝見しているだけでなんだか感動してしまいました。d0138203_10184720.jpg
色々とお話を伺ったなかで、とくに印象深かったのは
「人生には、救いの手を差し伸べてくれる大切な出会いが3度ある。私も助けられてなんとかなってきた。」というお言葉でした。
近年、大病を患ったご様子の原田氏ですが、
作者もまた大病を経験しているだけに、原田氏の言葉に勇気づけられ、かつ不思議な力を頂けた気がします。
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花入れ、 軸は桂又三郎氏

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                             みごとな景色です。
                       計算し尽くされた賜物だと思われます。


このあと、岡山県備前陶芸美術館で古備前から現代に至る作品を観覧し、
備前焼伝統産業会館にも足を向けたのですが、あいにくこちらは休館日でした。
しっかりと観光客をして、最後に備前土を仕入れ、帰途についた次第であります。

             
             *備前でお世話になった方々へ
               この場を借りて、感謝の意を表します。本当にありがとうございました。  
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by utuwa-seisyo | 2008-03-21 10:52 | 行ってきました 見てきました | Comments(0)

娘たちからの贈り物  (1日目ー太陽公園、綾部山梅林)

娘二人から結婚30周年記念のお祝いとして、旅行チケットをプレゼントされました。
旅行前日にチケットを手渡され、お泊りはたつの市と判明。
ムム、備前に近い。
宿泊の翌日は備前行きに即決定。
当日は娘に薦められた姫路市の太陽公園に決める。
*
太陽公園には世界の有名建造物のレプリカが、広大な敷地内に建立されていました。
なかでも圧巻だったのが、兵馬俑坑です。d0138203_1124083.jpgd0138203_11241860.jpg













唯一、屋内にあるこのレプリカは
中国で当時と同じ工法で復元し、運んだものです。
秦の始皇帝の陵墓周辺に埋納されていたといわれる素焼きの兵馬俑は
全部で1000体もあり、兵子の俑には同じ顔は一つもなく、
それぞれ個性に溢れていました。
夢枕獏の『沙門空海 唐の国にて鬼と宴す』の中にも出て来る、あの兵馬俑です。
こんなのが実際土の中から湧き出てきたら、ゾッとしますね。
                  *
少し時間が早かったので、
宿に程近い、綾部山梅林に寄ってきました。
約24ヘクタールの敷地内には2万本もの梅、その芳香は鼻に付くほど。
山の中腹では、穏やかな瀬戸内の海が見渡せ、小豆島・家島群島も見え、
春を満喫しました。
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               向うにかすかに見えるのが小豆島です。
                   *
新舞子海岸沿いに建つ「懐石宿潮里」の部屋からは、海が一望。
露天風呂で旅の疲れを癒し、日常を忘れ、娘たちに感謝するのでありました。

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宿に着いてすぐの部屋からの眺め                          落日

2日目は備前です。ここですばらしい出会いがありました。 続きは次回に・・・。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-19 12:06 | 行ってきました 見てきました | Comments(0)

試作品  その2

<灰粉引>
赤土+白化粧+灰釉、  還元→酸化(本焼2回)d0138203_853657.jpgd0138203_8533452.jpg













これも後一歩だそうです。
ちょっともったりしすぎているので、もう少しシャープにしてからとのこと。
納得!

<青白磁たわみ鉢>   (10.5×10×5.5)
               何の変哲もないうつわだけに、
               料理との相性はバツグンだと思います。
                これからの季節にピッタリですね
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これは磁器土です。 青白磁に関しては、これで完了!
でもまだ、白磁と青磁の試験が残っております。
土試験をしながらの釉薬試験。
一体、作者の頭の中はどうなっているのでしょうか?
と顔を覗き見れば、
フフフ、やっぱり目が泳いでる。   
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by utuwa-seisyo | 2008-03-16 09:14 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(2)

試作品 その1

Ⅰ 以前から掲載している窯変釉ですが、赤土を白土に変え、還元焼成のあともう1度酸化で焼成しています。
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白土+窯変釉、  還元焼成→酸化焼成

Ⅱ 白土に泥しょう土を流しかけた後、窯変釉を施し、還元焼成したものです。
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白土+泥しょう土+窯変釉、  還元焼成

Ⅲ Ⅱと同様で、還元焼成の後酸化焼成しています。d0138203_1117343.jpgd0138203_11172487.jpg













白土+泥しょう土+窯変釉、  還元焼成→酸化焼成

三作とも微妙な釉合いで、
私的にはOKだと思うのですが、作者は
「後もう一歩絞り込んでから完成」と言っております。
なかなか、お厳しい。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-14 11:25 | ひとつの作品が出来るまで | Comments(0)

藤本 秀さんの巻  その2   (信楽焼締め作家)

前回3/9(日)の続きです。

<藤本氏自身に辿り着くまでの3つの関門>
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①信楽焼締めに到る話
小さい頃から絵を描くことが好きだった藤本氏は、大人になって種々の素材を使い
造形に取り組み始めます。
ある時、土を触る機会があり、その土の面白さの虜になってしまわれたとの事。
藤本氏いわく、
「土は素材そのものに制約がない分どうにでもなり、自分で絞り込めるので、自分
の素性に馴染み夢中になれる。」
信楽焼締めをするようになったのは、家の近所ということもあったらしいのですが、
古い信楽の大壷やうづくまるを何度も見ているうちに魅了されたとのことです。

ーさて何を聞こうかなぁ、と考えていたら藤本氏が「最近読んだ本や見た映画の事
は聞いてくれへんの?」と助け舟を出してくださったので、「では、それおねがいし
ます。」
ということでd0138203_10362350.jpg
②最近読んだ本や見た映画(DVD)の話
花村萬月の『惜春』のあらすじを20分程かけて、お話して下さいました。
内容を一言でいえば、辛酸を舐めてきた青年が多くの体験を経ていく中で、意識が
変化し、それと共に周りの状況も変化していく、といったことです。
ただ、おなじ仕事をしているのですが、ラストシーンの方では
「さあー、今日も仕事するぞ!」と意気込みが違うんですよね。
あと、辺見庸さんの『たんば色の覚書』も良かったとおっしゃるので、あらすじは聞
かずにその本は借りることにしました。
辺見さんの文章というか文体が好きなんだということですが、昔のほうがもっとシャ
ープで良かったなあー、とも・・・。
それと映画は『アメリカの森』。戦争後遺症の残るベトナム帰還兵たちの物語です。

ー「藤本さんは人間が好きなんですね」と問いかけると、「いや違う、人間に興味があるだけや。」 
と、ここから熱い話が始まります。

③人間観・哲学的な話 
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「人間はおもろい、人間ほどすごい動物はおらん。人間は多義に渡って行動する
動物や、そやからすごい。」
「人に出会うと心を動かされる。
特にすごいと思う人は、自分の目指すところを深く掘り下げ突き抜ける、僕なんか
ではとても手の届かないような人。たとえば、このごろは科学者がすごいと思う。
宇宙の真理に近づくための追求、組み立てや立証・・・。」
                     *
「そやけど人間も他の動物と一緒で、生き抜くこと、生きようとする意志が肝心や。」
ーその拠り所は?
「拠り所は単なる手がかりや。何の拠り所も必要とせんのが仏教やと思う。」
ー(ここは少し説明がいるかもしれません。
  私がキリスト教なら聖書、イスラム教ならコーランという指針みたいなものが
  ありますが・・・。と訊ねた後の流れです。)
                     *
「人間って多様やんか、なんで存在してるんやろ?なんであるんや?」
ー藤本さんにとって、その存在というのはどういう存在なのでしょうか?
「産み出されたもんや」
そこで、お弟子さんである越沼さんいわく、
「藤本さんは複雑です。
僕は藤本さんと出会って、今まで目を向けなかったことに目を向けるようになりました。」

ーーー少しだけ、藤本氏が見えてきたような気がしませんか?
    私には息抜きはあっても、「生き抜く」という考えはなかったです。
    確かに藤本氏は生き抜く力強さを持っておられる方でした。


3月19日(水)~3月25日(火)まで
相模原市の伊勢丹にて藤本氏の陶展が開催されます。
お近くの方はぜひ、生の作品をご覧になって下さい。
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藤本 秀
〒529-1803  滋賀県甲賀市信楽町牧1番地33
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by utuwa-seisyo | 2008-03-11 12:01 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)

藤本 秀さんの巻  その1   (信楽焼締め作家)

鍬皿d0138203_9301611.jpgd0138203_9303729.jpg













トタン皿d0138203_9313584.jpgd0138203_9315522.jpg













伊賀花入れ                              鬼桶d0138203_9332764.jpgd0138203_9334851.jpg




















                             花器
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<山中にある藤本氏の工房に辿り着くまでの3つの関門>
d0138203_9385723.jpg ① 紫香楽宮跡駅北側にある踏み切り

軽自動車がやっと通れる
鉄柵は当てキズだらけです。

d0138203_9432731.jpg ② 水溜りと小川

手前にある大きな水溜りを突き進み、
その向こう側にある小川を
横断しなければなりません。

d0138203_9463722.jpg ③ 二股道

さて、どっちだっけ?
と少し迷う。
車中からは見えませんが、
左手にちらっと見えるのが、窯場です。




この3つの関門を無事乗り越えれば、藤本氏の工房に辿り着きます。
次回は、
藤本氏自身に辿り着くまでの3つの関門を掲載いたします。お楽しみに!



藤本氏の作品ならびに工房風景・窯焚きの様子など詳しくお知りになりたい方は、
リンク欄のMika's Selectionをクリックして下さい。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-09 09:58 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)