ぎゃらりぃ 日月

カテゴリ:御近所陶芸家探訪( 11 )

れいさい工房 vol.3    <廣川 みのりさん>

廣川みのりさんは、信楽の女性陶芸家として先頭で活躍しておられる一人です。
あいにく自宅展の準備で忙しく、お会いすることが出来ませんでしたが、また何かの機会があればと考えています。


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窓際にはきれいな色づかいの器たちが並んでいます。
和ごころのある新作のご飯茶碗は炊き込みご飯が似合いそう。
フラットなお湯のみとリズミカルなカップ、どちらもカワイイですね。


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遊びごころ満載のポットやカップ。
色のグラデーションが綺麗な少し大きめの鉢(写真は小さく見えますが・・・)は、薄作りで軽いです。
ユニークな蓋ものと箸置き。


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                     こんなインテリアが似合う家に住めたらいいのですが・・・。


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これは一個で二度おいしいという代物。
実はこれ骨つぼなんです。
純さんのお話によると、にぎやか好きなみのりさんは、味も素っ気もない普通の骨つぼでは飽き足らず、
このような楽しげな骨つぼを制作されたとのこと。
また死んでから使うだけではもったいないというので、生前は砂糖つぼにでも使えば!
ということで蓋は二種類を用意。
これに賛同されたご夫婦が二組すでに購入されたとか。

エネルギッシュで柔軟なみのりさん、
今後の作品も楽しみです。

廣川みのり*オブジェな器
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by utuwa-seisyo | 2008-08-13 08:25 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(4)

れいさい工房 vol.2     <廣川 純さん>

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          土鍋の陳列台奥に簡易な作業スペースがありました。
          お客さんがおられない時、純さんはここで土鍋作りに励みます。

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d0138203_8552293.jpg純さんが土鍋作りを始めたのは、

勤務先の会社からキャセロール作りを頼まれたことがきっかけでした。

夫婦で仕事をしているので、家事も分担。

料理らしい料理ができなかったのでどうしてもシチューやカレーを作ることが多かった純さ

んは、キャセロールではなく直火で調理の出来る土鍋があれば、と考えました。
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なべ土ではすぐに割れてしまうので、試行錯誤を重ねながら完成させたのが、ペタライトを

混ぜた強化耐熱土鍋です。

左の上の写真は初期の頃のもの。揚げ物以外OKというすぐれものです。

下の白い土鍋は、最近の強化耐熱軽量土鍋。土の中に気泡が出来ることによって、軽く

                          なるということです。

5年前にショップを開いた純さんは、作り手が店をすることは作り手の考えが直に買い手に伝わり、またその買い手の考えもすぐ

作り手にはねかえってくるのでいいことだ、とおっしゃいます。

個展や百貨店の展覧会では、生活者というより作家に対する緊張感があるが、お店だと同じレベルで話すことが出来コミュニケー

ションがとれ、両者にとってとても有意義だとも・・・。

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純さんはベースギターもたしなまれ、明日の自宅展ならびに24(日)には信楽町立図書館で

友人のギタリストである大賀さんとライブを開催します。

お時間が許すようであれば、図書館を覗いてみてください。


れいさい工房のサイト
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by utuwa-seisyo | 2008-08-12 09:40 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)

れいさい工房 vol.1 <クラフト ウブ ウブ>

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信楽町の「陶芸の森」入り口手前にある、れいさい工房(廣川純・みのりご夫妻)のアンテナショップ

『クラフトウブウブ』にお二人を訪ねました。

お店には純さんの強化耐熱土鍋とみのりさんのオブジェな器が整然と並んでいました。


d0138203_11234680.jpgおりしも13日(水)~17日(日)まで自宅展を催されるとのこと。

ご自宅は信楽から車で40分程の日野町鎌掛6区です。

13日の夕方のオープニングパーティーではライブ演奏も予定されていますので、

ぜひこの機会に一度足を運んでみられてはいかがでしょうか?

詳細は、ブログ『クラフトウブウブ』をご覧下さい。

次回vol.2では廣川純さんの強化耐熱土鍋、

   vol.3では廣川みのりさんのオブジェな器
   
   をご紹介いたします。
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by utuwa-seisyo | 2008-08-11 11:41 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)

村井信幸さんの巻   <夢来陶房>   その2

前回のつづきです。

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信楽生まれの村井さんは高校卒業後、信楽の陶工房に勤める傍ら作陶を開始します。

平成8(1996)年に独立されるのですが、

その間、数々の美術展入選や賞を受賞されています。

d0138203_1503973.jpgd0138203_1512100.jpg昨年(H.19)2月、村井さんは努力の甲斐あって信楽の伝統工芸士

に認定されました。

また、自工房のパンフレットを作るなど前向きな姿勢で仕事に取り組んでおられ

ます。

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d0138203_15163240.jpg村井さんに日々どんな思いで制作されているのかお尋ねしたところ、

「自分がひとつひとつ手造りしたものを

誰かが使ってくれている様子を思い浮かべながら

作陶しています。」とのお答えでした。

             夢来陶房 〒529-1811  滋賀県甲賀市信楽町江田
                    Tel  (0748)82-3635
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by utuwa-seisyo | 2008-06-06 15:30 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)

村井信幸さんの巻   <夢来陶房>   その1

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d0138203_850360.jpg夢来陶房は、我が家から車で2分程のところにあります。

広い工房内を見回すと、たくさんの作品が焼成されるのを待ち望んでいるかのように整然

と並んでいました。

村井さんはとても寡黙な方で、仕事も一つのことに集中して黙々とされるタイプです。

傍らではいつも奥様の礼子さんが甲斐甲斐しく立ち働いておられ、タタラの作品は主に彼女の仕事となります。

<電動タタラ成形機(セラローラ)での制作の様子>d0138203_811696.jpgd0138203_811301.jpgd0138203_8115495.jpgd0138203_8121864.jpg
この機械は、粘土の厚みを3mm~50mmまで自由に調節することができ、さらに均質なタタラ成形を可能にします。

毎日、礼子さんはこの機械に助けられながら仕事に励んでおられる次第です。
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                                                             つづく   
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by utuwa-seisyo | 2008-06-06 09:05 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)

川越 紀宏さんの巻    <紫雲窯>

d0138203_9551321.jpg川越さんの工房は入ってすぐが窯場で、その奥に作業場があります。

「紫雲窯」の看板は何故か作業場に入る高い所に掛けてあり、

ちょっと不思議な感じがします。

調度刷毛目塗りをしていらっしゃったので、

これ幸いと撮らさせていただきました。

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手ろくろの上にお湯飲みを乗せ、人さし指一本でポンポンと二回ほど高台をたたくと芯が合い、

さぁーっと、刷毛で化粧を塗ります。

手馴れた作業を見るのは、なかなか心地よいものです。

d0138203_10113471.jpgd0138203_10115762.jpgお茶を頂きながら仕事場を見渡すと

大事な化粧のテストピースや釉薬の棚があり、

壁には子供たち三人の描いた絵が飾られていました。


d0138203_10195326.jpgd0138203_10203347.jpg川越さんは大学三年の時

自分はサラリーマンには向いていないことを確信し、学校を中退。

一人で出来る仕事は何かを考え、たどり着いたのが陶器の世界でした。


d0138203_10245495.jpg以来30年陶器作りに励む彼は、この仕事を自分の天職だと言い切ります。

仕事が楽しくて仕方がないらしく、夕食を食べた後も眠くなるまで仕事場で仕事を肴にお酒を飲ん

でいるとの事。


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軽くて使いやすい日常食器。

飄々とした川越さんが造る食器には気負った所は全くなく、安心感に包まれます。

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私は日本の伝統である手仕事の中で、”やきもの”ほど、楽しくて夢のあるものはないと思っております。
このたびは、粉引手、刷毛目、三島手とか、独自の灰釉を用いて、私なりに心からの”思い”をこめて製作いたしました。
この一つ一つの器が、見て頂いて楽しく、使って頂いて、皆様の生活の中でいろどりとして、より豊かに、しかもうるおいのあるムードを味わっていただけるのを、作者としてはこの上もない”よろこび”であると、心から念願いたしております。

紫雲窯    川越 紀宏
         滋賀県甲賀市信楽町江田
         電話/FAX  (0748)82-1894

略歴     昭和三十三年北海道に生まれる。
        信楽にて加藤整治、加藤文平氏に師事する。
        平成四年信楽にて紫雲窯を開く。

*小売りはいたしておりません。

     
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by utuwa-seisyo | 2008-04-27 11:05 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(1)

藤本 秀さんの巻  その2   (信楽焼締め作家)

前回3/9(日)の続きです。

<藤本氏自身に辿り着くまでの3つの関門>
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①信楽焼締めに到る話
小さい頃から絵を描くことが好きだった藤本氏は、大人になって種々の素材を使い
造形に取り組み始めます。
ある時、土を触る機会があり、その土の面白さの虜になってしまわれたとの事。
藤本氏いわく、
「土は素材そのものに制約がない分どうにでもなり、自分で絞り込めるので、自分
の素性に馴染み夢中になれる。」
信楽焼締めをするようになったのは、家の近所ということもあったらしいのですが、
古い信楽の大壷やうづくまるを何度も見ているうちに魅了されたとのことです。

ーさて何を聞こうかなぁ、と考えていたら藤本氏が「最近読んだ本や見た映画の事
は聞いてくれへんの?」と助け舟を出してくださったので、「では、それおねがいし
ます。」
ということでd0138203_10362350.jpg
②最近読んだ本や見た映画(DVD)の話
花村萬月の『惜春』のあらすじを20分程かけて、お話して下さいました。
内容を一言でいえば、辛酸を舐めてきた青年が多くの体験を経ていく中で、意識が
変化し、それと共に周りの状況も変化していく、といったことです。
ただ、おなじ仕事をしているのですが、ラストシーンの方では
「さあー、今日も仕事するぞ!」と意気込みが違うんですよね。
あと、辺見庸さんの『たんば色の覚書』も良かったとおっしゃるので、あらすじは聞
かずにその本は借りることにしました。
辺見さんの文章というか文体が好きなんだということですが、昔のほうがもっとシャ
ープで良かったなあー、とも・・・。
それと映画は『アメリカの森』。戦争後遺症の残るベトナム帰還兵たちの物語です。

ー「藤本さんは人間が好きなんですね」と問いかけると、「いや違う、人間に興味があるだけや。」 
と、ここから熱い話が始まります。

③人間観・哲学的な話 
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「人間はおもろい、人間ほどすごい動物はおらん。人間は多義に渡って行動する
動物や、そやからすごい。」
「人に出会うと心を動かされる。
特にすごいと思う人は、自分の目指すところを深く掘り下げ突き抜ける、僕なんか
ではとても手の届かないような人。たとえば、このごろは科学者がすごいと思う。
宇宙の真理に近づくための追求、組み立てや立証・・・。」
                     *
「そやけど人間も他の動物と一緒で、生き抜くこと、生きようとする意志が肝心や。」
ーその拠り所は?
「拠り所は単なる手がかりや。何の拠り所も必要とせんのが仏教やと思う。」
ー(ここは少し説明がいるかもしれません。
  私がキリスト教なら聖書、イスラム教ならコーランという指針みたいなものが
  ありますが・・・。と訊ねた後の流れです。)
                     *
「人間って多様やんか、なんで存在してるんやろ?なんであるんや?」
ー藤本さんにとって、その存在というのはどういう存在なのでしょうか?
「産み出されたもんや」
そこで、お弟子さんである越沼さんいわく、
「藤本さんは複雑です。
僕は藤本さんと出会って、今まで目を向けなかったことに目を向けるようになりました。」

ーーー少しだけ、藤本氏が見えてきたような気がしませんか?
    私には息抜きはあっても、「生き抜く」という考えはなかったです。
    確かに藤本氏は生き抜く力強さを持っておられる方でした。


3月19日(水)~3月25日(火)まで
相模原市の伊勢丹にて藤本氏の陶展が開催されます。
お近くの方はぜひ、生の作品をご覧になって下さい。
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藤本 秀
〒529-1803  滋賀県甲賀市信楽町牧1番地33
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by utuwa-seisyo | 2008-03-11 12:01 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)

藤本 秀さんの巻  その1   (信楽焼締め作家)

鍬皿d0138203_9301611.jpgd0138203_9303729.jpg













トタン皿d0138203_9313584.jpgd0138203_9315522.jpg













伊賀花入れ                              鬼桶d0138203_9332764.jpgd0138203_9334851.jpg




















                             花器
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<山中にある藤本氏の工房に辿り着くまでの3つの関門>
d0138203_9385723.jpg ① 紫香楽宮跡駅北側にある踏み切り

軽自動車がやっと通れる
鉄柵は当てキズだらけです。

d0138203_9432731.jpg ② 水溜りと小川

手前にある大きな水溜りを突き進み、
その向こう側にある小川を
横断しなければなりません。

d0138203_9463722.jpg ③ 二股道

さて、どっちだっけ?
と少し迷う。
車中からは見えませんが、
左手にちらっと見えるのが、窯場です。




この3つの関門を無事乗り越えれば、藤本氏の工房に辿り着きます。
次回は、
藤本氏自身に辿り着くまでの3つの関門を掲載いたします。お楽しみに!



藤本氏の作品ならびに工房風景・窯焚きの様子など詳しくお知りになりたい方は、
リンク欄のMika's Selectionをクリックして下さい。
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by utuwa-seisyo | 2008-03-09 09:58 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(2)

村木 幹也さんの巻  (南蛮焼)

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村木さんは若い頃オブジェを創作し、その後食器造りをしていたのですが、
ある時南蛮焼と出会ってその魅力の虜となり、4年程前から南蛮焼に挑戦しておられます。
いづこかの地で土を掘り出し、試行錯誤の日々を重ねるなか、
2年前、自宅の裏山に少し小ぶりな蛇窯(窯の長さ5m、煙道の長さ4m)を築かれました。
蛇窯は登窯よりも背の低い単室の窯で、窯焚きには5~6日をかけ、薪も150~200束使われるとのことです。
原始の時を彷彿とさせてくれる南蛮焼には、素朴な味わいがあります。


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                 村木さん手づくりの薪ストーブです。

村木幹也さんの簡略プロフィール
1959  信楽町に生まれる
1984  信楽陶芸展(大賞)
1995  日清食品現代陶芸めん鉢大賞展(大賞)

      各地で個展開催

〒529-1833  滋賀県甲賀市信楽町小川376
Tel  0748-82-1350
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by utuwa-seisyo | 2008-02-24 10:39 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)

杉本 和明さんの巻

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日常食器、それも粉引の食器を登り窯で焼成しておられる、こだわり派の杉本和明さん。
登り窯で2日かけて窯焚きをされるので、電気窯やガス窯に比べて、焼き上がりがやさしいというかまろやかですね。
ざっくりとした大ぶりな作品には、心和ませるものがあります。
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                 長男 ゆうくんの作品です。

〒529-1218  滋賀県甲賀市信楽町神山2077
Tel/Fax 0748-82-3556
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by utuwa-seisyo | 2008-01-30 08:41 | 御近所陶芸家探訪 | Comments(0)