ぎゃらりぃ 日月

カテゴリ:正祥もの( 121 )

再びの徳利

作者が初めて注文を頂いたのは徳利でした。
まだ他所の陶工房で働いていた頃で、かれこれ30数年前になります。
何かトラウマでもあったのでしょうか。
それ以来作者は徳利の注文があっても、ことごとく断り続けてきたのです。
それなのにどういった心境の変化なのか、再び徳利をつくるコトにあいなりました。

d0138203_15522721.png

向かって左側の徳利が一合用で、右は二合用です。
冷酒器同様口切れ抜群と言いたいところですが、
あいにくカットの徳利は口が少々厚めなので、場所によっては一滴だけ残ってしまいます。
まぁその辺はご愛嬌ということで。。。(^-^;



正祥窯うつわ展」・・・新作の器掲載中!
[PR]
by utuwa-seisyo | 2015-06-22 15:59 | 正祥もの | Comments(6)

作者の新しい釉薬  <火ダスキ>

d0138203_1543951.jpg

お馴染みの焼〆緋だすきは赤土で還元焼成しておりますが、
火ダスキは白土を使用しており還元焼成した後さらに酸化焼成しています。
酸化焼成だけでも出そうなものですが、それですとボ~っとした焼き上がりになってしまいます。



d0138203_1545491.jpg

黄粉引の改良版、黄化粧です。



d0138203_155885.jpg

こちらは貫入掛分けで使っている志野釉を全体に施したもの。ちょっとした試みといったところでしょうか。
[PR]
by utuwa-seisyo | 2014-07-30 15:22 | 正祥もの | Comments(0)

ややこしい作者の釉薬  ( 窯変銀化、紫窯変バージョン )

モミガラ灰を掛けた釉薬として、先日説明しました窯変以外に窯変銀化、紫窯変があります。

d0138203_10593321.jpg
   ①窯変銀化                   ②紫窯変                    ③紫窯変

①と②の違い、お分かりになりますでしょうか?
色は同じ紫ですが、①は光っていませんよね。
この違いは粘土に因るものです。
窯変と窯変銀化とは異なる粘土を使用しており、紫窯変はそれら2つの粘土を混ぜ合わせています。
ですから②の紫窯変は窯変同様光って、なおかつ紫に発色するんですね。
それで③ですが、これは②の紫窯変と同じものです。
紫窯変はとっても不安定な釉薬で、その時によって紫が強く出たり薄かったりします。
肉眼で見れば③も紫がかっているのが分かるんですけれど。
同じ紫窯変でも2パターンある・・・と、ご理解いただければ何よりです^^;


                                                     正祥窯うつわ展」・・・展示室のうつわ掲載中
[PR]
by utuwa-seisyo | 2013-07-26 11:18 | 正祥もの | Comments(0)

ややこしい作者の釉薬  ( 窯変バージョン )

お馴染みの窯変釉ですが、実は4パターンあること。。。ご存じだったでしょうか?!

d0138203_13334826.jpg
d0138203_133476.jpg

赤系(上段)と青系(下段)があり、さらに本焼が一度と二度のものがあります。
画面、向かって左が一度焼成で右が二度焼成の器です。

赤系は器が異なりますので少し比較しにくいかもしれませんね。
青系の二度焼成の写真、黙ってMika'sのHPから拝借してきました^^; (訴えられたらどうしよう・・・)

どちらも本焼一度ではザラツキが残っておりますが、二度焼成した方はツルッ!サラァ~となっています。
個人的に私は一度焼成の質感が好きですけど、ご注文は二度焼成の方が多いかな?

さて色の違いですけれど、これはモミガラ灰の掛かり具合に因るもの。青系の方が少しだけ厚くなっています。
わざと厚くかけたのではなく、水分比重は同じでも季節(気温・湿度)によって灰の状態が変わるんです。
作者もその辺ところ考慮はしているものの、なかなか思うように参りません。
それで窯変だけで4パターンとなってしまいました。

また次回ご説明いたしますが、これに紫窯変や窯変銀化が加わり、銀化もあってややこしくてなりませぬー。



                                                      正祥窯うつわ展」・・・展示室のうつわ掲載中
[PR]
by utuwa-seisyo | 2013-07-18 14:30 | 正祥もの | Comments(2)

うつわ撮り

d0138203_9978.jpg

ここ最近、器の写真撮りは離れでしています。
改装はこれからなのでサッシも汚いまま。
ちょっとお見苦しいですね^^; スミマセン

この器、窯変高杯part2と申しまして窯変高杯をもう一度本焼きしたものです。
作家市でも展示していましたから、見覚えのある方もおられるのでは。。。
アップでご覧になりたい方はコチラからどうぞ ~ ♪  → 「正祥窯うつわ展
[PR]
by utuwa-seisyo | 2012-05-18 10:08 | 正祥もの | Comments(6)

正祥のオブジェ

d0138203_19584915.jpg

墓標です。
高さ36cmの小ぶりなオブジェ。
離れの中2階で30年間ひっそり息を潜めていました。
はじめて日の目を浴び、少々戸惑っているかもしれません。

オブジェづくりから随分遠ざかっていた作者。
最近になって「またつくってみようかなぁー」と言い出しています。
[PR]
by utuwa-seisyo | 2012-04-28 13:13 | 正祥もの | Comments(2)

正祥の器に盛り付け?!

先日お越しいただいたA氏から画像が送られてきました。

岡山県在住のA氏は毎年伊勢神宮へ参拝されているとのことで、
今年はその帰りに高速を途中で下り、正祥窯に立ち寄ってくださいました。

私自身はお会いしておりませんが、
帰られてから早速お使いくださり、ご丁寧にもこのような ↓ 画像を送ってきてくれたのです。

d0138203_16292098.jpg


カットビアマグ、酒器セット、汲出しの3点です。
(このカットビアマグ、私も毎夕愛用しておりますが、それはそれは肌理細やかな泡でビールが大変美味しゅうございます。)

殿方がみずから買い求められ、写真を撮り、その画像をすぐに送ってきてくださる。
なんとも嬉しいことです。

それなのにご紹介が遅れてしまいました。
というより御本人の承諾得ておりませんが・・・^^;
Aさん、勝手にごめんなさ~い!
[PR]
by utuwa-seisyo | 2011-08-15 16:37 | 正祥もの | Comments(0)

お中元の器づくり

d0138203_15174453.jpg
                       窯から出てきたばかりの<焼〆緋だすき冷酒器>。
                       このままではガサガサ・ゴツゴツしていますので、
                       サンドペーパー(↓)で磨きをかけます。

d0138203_1521955.jpg
                        磨く場所によって、ペーパーの硬さを使い分けます。
                 細かいところを磨くときは、クシャクシャになった柔らかいペーパーを使用します。



d0138203_15232063.jpg
                           画像向かって右が磨きあげた冷酒器。
                    色の違いは磨いた後洗ったので、水分が含まれているからです。
                     かくれていた石も表面に出てきて、見た目もシットリ滑らか~!
                              触るとスベスベ・サラサラです。

                 焼〆だけでなく、窯変や紫窯変の器もこうして全面ていねいに磨きあげています。



d0138203_165439.jpg
                             作業机の上なので趣きはありませんが、
                                     美しいです!

                                10日に第一陣が出荷され、
                   箱屋さんの手で紫の布に包まれ、木箱に入れられて東京へ送られます。
                         そのあと、この子達はいったいどこへ行くのでしょう~?
                             どうか大事に使っていただけますように。。。


                                                             「正祥窯うつわ展」・・・新作掲載中!
[PR]
by utuwa-seisyo | 2011-06-07 15:52 | 正祥もの | Comments(8)

正祥の器、ベスト10!

正祥窯うつわ展」も早いもので、3月8日に3年目を迎えます。
それで今回、総数337点の器の中からアクセス件数の多かった10点をピックアップしてみました。
栄えある1位に輝いたのは、<粉引コーヒーカップ&ソーサー>です。

d0138203_20112890.jpg



以下2位~10位の器です。


                       <2位・・・紫窯変カット飯碗、3位・・・紫窯変角皿>
d0138203_20131197.jpg





                   <4位・・・窯変粉引8寸皿鉢、5位・・・焼〆金彩輪花皿重ね合わせ>
d0138203_20154114.jpg





                       <6位・・・窯変デザートカップ、7位・・・銀化リム鉢>
d0138203_20201886.jpg





                       <8位・・・紫窯変マグカップ、9位・・・焼〆切立鉢>
d0138203_2025427.jpg
                                              <10位・・・銀化リム皿>



ちょっと意外でしたねー。
このベスト10の要因を私なりに分析してみると・・・。

1、3、6、7、10位の器はいずれもMika's Selectionにて販売していただいている器です。
また4、5位は、ブログ限定品。
それに2位と9位の器はモニター応募の時に掲載した器です。
やはり何度か目にした器は気になるということでしょうか。
それにこのブログでもリンクしてありますから、アクセスしやすかったのかもしれません。

8位の紫窯変マグカップ。
これをどう理解したらよいのか、はじめは分かりませんでした。
gooブログにコメントが書き込まれることはほとんどないのですが、
たまたま、8位の紫窯変マグカップと2位の紫窯変カット飯碗にはコメントがあったんですね。
長い間「最新コメント」としてトップページに表示されていましたから、それでアクセスが増えたのだと思います。
困ったことにgooブログにはタグがありません。
器の形態や釉薬別でタグ付けできていれば、また違った結果になっていたかも。。。


この記事を書いていて、なんだか少し触発された私(笑)。
いずれ私自身が使って重宝する正祥のうつわ、見た目でお気に入りのうつわなどを紹介したいな~、と思います。
[PR]
by utuwa-seisyo | 2011-03-05 21:12 | 正祥もの | Comments(4)

お客様がそだててくれた器

                              <光彩紅化粧角皿>
d0138203_7265828.jpg

数年前の個展で購入されたお客様から「この器、使えば使うほどいい色になる」と、あらためて注文を頂きました。
見本がなかったのでお客様の器をお預かりし、ちゃっかり写真まで撮ってしまいました。

ものは違いますが、こちらは新しい器。違い、わかります?
d0138203_731416.jpg


使い込まれた器をアップにすると、
d0138203_7324565.jpg
しっとりと馴染んで、光具合も落ち着きいい艶になっています。
どんなお料理盛り付けてくれてるんでしょうか・・・気になるな~。



<作品をお待ちの皆様へ>
窯焚きがうまくいって少し気が緩んだせいか、はたまた急な冷え込みのためか作者は風邪をひいてしまいました。
でも葛根湯を飲んで早めに寝たら、翌朝にはまた元気を取り戻した様子。
ふだん風邪薬とか飲まないですからよく効いたみたいです。
ただ風邪はひき始めが肝心。その日は一日ゆっくりペースでの仕事でした。

焼き直しのきいた器は昨日第一便を納品してきましたが、ダメだった器は今日からまた作り直しです。
作者も頑張っておりますので、どうかもう少しだけお待ち下さい。

                                                        
                                                         「正祥窯うつわ展」・・・新作掲載中!
[PR]
by utuwa-seisyo | 2009-11-22 07:49 | 正祥もの | Comments(6)