ぎゃらりぃ 日月

正祥もの変遷 vol.11 (独立5年前後のもの・・・透明釉)

赤土に透明釉を掛け、還元焼成してあります。

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                      <フリーカップ 小 φ8cm×h9.5cm  大 φ9.5cm×h12.5cm>

透明釉を薄く掛けてあるだけですので、触るとザラツキがあります。
石のポツポツと透明釉の流れて溜まったところが景色となって、星々と天の川みたい。


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                       <取り鉢 φ14.5cm×h4cm    湯飲み茶碗 φ7.5cm×h9cm>

カップよりも透明釉が厚めに掛かっているので、全体にまったりしておりザラツキもありません。
この取り鉢は作者のお気に入りでしたが、残すところこれ一枚になってしまいました。
他にめし碗もあったのですが・・・
めし碗といえば、ちょっとしたエピソードがあります。




95年に起きた阪神淡路大震災。
諸先輩方と炊き出しのボランティアに行っていたのですが、
その時に食材、大釜や大鍋、コンロやガスボンベなどと一緒に
透明釉のめし碗(写真はありません)を持参しました。
急遽作者にふた窯分作ってもらい、200個ほど持っていったのです。

目的地は長田区の某公民館(名前忘れました)。
夜明け前に信楽を出ましたが、
神戸に入る手前ぐらいから道があちこち寸断され、
はじめての場所を右往左往。
道中は現実とは思えない光景がずーッと続いていました。
どれぐらい時間がかかったのか今では思い出せませんが、
あわてて炊き出しをした記憶があります。

公民館の前はほぼ焼け野原状態。
なのに新しい家がポツンポツンと残っているのが、少し不思議でした。
往復とも運転手でしたので、その日は映画のシーンでも見ているような、
そんな感じでした。
ただ家に帰ってからかなりのショックを受けている自分に気づきましたが・・・
当たり前ですよね。

結局炊き出しは4回で打ちきりとなり、
その後、その場所へは一度も行っていません。
今はどうなっているのでしょうか?!
今でもめし碗を使っていただけていると嬉しいのですが・・・。
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by utuwa-seisyo | 2009-02-14 07:50 | 正祥もの | Comments(2)
Commented by zenzen_jyujyu at 2009-02-15 22:24
震災の時ボランティアに行かれたのですね。
素晴らしいです!尊敬します。
私はちょうどその頃、1月1日人事で島根から京都に戻ってきたところでした。あの日の事は今でもはっきりおぼえております。

土曜日、久しぶりに信楽へ出かけました。
seisyoさんの4月に個展される所、初めて伺ってきました。
器も少しいただいてまいりましたよ。
個展 頑張って!
お体の方は? 如何ですか。
Commented by utuwa-seisyo at 2009-02-16 09:40
え~~っ、jyujyuさん信楽に来られていたんですか。
寄ってくださればよかったのに・・・
器、ご購入ありがとうございました。
jyujyuさんが選んだ器がどれだったのか?
少し気になりますねェー^^
身体の方はまだ最終結果が出ていないのでなんとも言えませんが、
お薬が効いてきたみたいで痛みもほとんどなくなってきました。
お騒がせしてすみません。