正祥もの変遷 vol.2 (独立当初のもの・・・青白磁)
パッと見、白磁に見えますが、よ~く見ると薄緑の釉が流れているのですが、わかりますか?
これは、釉や土の中に含まれている少量の鉄分による発色なんです。
また御本手(ピンクっぽいところ)が出ていますが、
それは器を直接棚板に置いたり器の底にめをした所で、還元のかかりが悪くなって中性気味になったためです。
作者は木の葉皿と切立(きったち)の形が好きで、このあと木の葉皿は色や形を変え度々登場します。
一方切立は、お店の方に「売れないから」と断られてつくっていなかったのですが、最近またつくるようになりました。
評判も上々で、作者もご満悦の様子。