光彩浅鉢 (φ16.5cm×h4cm)
古民家という程も古くはありませんが、
傷だらけの縁側、隙間だらけの土壁のこの家に移り住んで、
もう26年になります。
月日がたつのは早いものですね。
こんなに長くここに居るつもりはなかったのですが・・・。
でも、今ではそれなりの風情に愛着を感じています。
「 山 の 朝 風
栗もいいし茸もいいが、
今では都には何でもあって
金がものいうだけだという。
それではいっそ
旧盆すぎて穂立をそろえた萱の穂の
あの美しい銀の波にうちわたる
今朝の山の朝風を
この封筒に一ぱい入れよう。
香料よりもいい匂いの初秋の山の朝風を。 」
(高村光太郎『山からの贈り物』)
そうするとやっぱりヒカリモノの注文って結構多いんですよ。
でもね、ヒカリモノはヘタをすると下品になるじゃないですか!
そこをなんとか渋くもっていくために色々と試行錯誤をしています。
こういうお褒めの言葉を頂くと、
苦労のし甲斐があるというもんですよ!ありがとうございます<(_ _)>
ほんとに、毎日、ここで季節の匂いや風の香りをかげること、とても幸せに感じます。近所をドライブ中にも、あ~良い匂い!と、時々車から降りて、写真を撮っては深呼吸しているので、地元の人は、「なに?なにかある?」って顔して見ますがね^^
物思いに耽る秋が始まってしまいました。
ホントこの形・この大きさは万能選手ですよね。
なんにだって使えてしまいます。
はいはい、どんどんお勧めしてくださいよ~(*^^)v
そこで生まれ、そこで育つと当たり前のことになってしまうんでしょうねー。
まぁ、人それぞれの感性の違いも大きいとは思いますが・・・。
でも私はMikaさんのように深呼吸は出来ません。
実はイネ科のアレルギーなんです。
ツライナァ~(ーー;)