ぎゃらりぃ 日月

<作家市> 参加にあたって

先日のこと、作者の器を前にしてのT氏と私の会話です。

 T氏 ・・・ こんなこと言ったらなんですが、もしご主人(作者)が亡くなられたらこれらの器は技術継承されないんですよね。

  私 ・・・ そうですね。 跡取りもいませんし、お弟子さんも取るつもりはないみたいですから。

 T氏 ・・・ でしたら、これらの器を買い続けたいと考えている人はどうなりますか?

  私 ・・・ えっ?

 T氏 ・・・ 一度ご主人と今後のことをゆっくり話し合ってみてください。


正直言って、作者の器を愛用してくださっている方の先のことまで考えに及びませんでした。
作者はなにもかも自分でやらないと気が済まないタイプですから、ふだんから俺一代限りだと言っております。
私ももったいないけど仕方ないなー、と考えていました。
でも、それって自分たちのことだけですよね。つかい手への視点が抜けてます。

今はつくることで精一杯の作者ですから、ゆっくり話し合えるのは先になると思います。
今後どうするかわかりませんが、作者一代限りであるならばこそ、今現在つかって下さる方に喜んで頂かなければ!
そんな想いで今年の<作家市>への参加を決めました。

今回は1ブースしか場所を確保しておりませんので少々手狭です。
ですから小物をメインに展示しますね。
大きめの器はまた秋のお楽しみ・・・ということで~^^
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by utuwa-seisyo | 2012-04-04 10:52 | メッセージ | Comments(2)
Commented by 苔玉師匠 at 2012-04-04 21:38 x
私はご主人の生き方に賛成です。
もし、跡取りがいてもご主人の作風をまねると言うか、同じものを作ることは出来ないはずです。
芸術家は一代限りだと思います。
芸に対する考え方は学んでも、作品が同じものになるはずがありません。
後継者は、後継者の作風が出来て当たり前ではないでしょうか。
T氏がおっしゃてる事分からないでもないですが、正祥窯の生き方は頑固でもそうあってほしいです。
Commented by utuwa-seisyo at 2012-04-05 15:27
師匠、
書き込みありがとうございます。
師匠の仰る通り、正祥はこのままの路線でいくと思いますよ。
より長く皆様に愛用していただくには、正祥が長生きすること!
それしか無さそうですね。
T氏の提言は、忙しい正祥や我が家のことを慮ってくれた故と
私は理解しています。
だってこのままでは正祥の身体がいくつあっても足りませんから・・・
弟子を取るとかそういうんじゃなくても、
ちょっとやり方を変えたほうがいいかな~って思います。
いい機会ですからね、これからのこと正祥とじっくり話し合ってみます。