ぎゃらりぃ 日月

信楽まちなか芸術祭 vol.5   <地球の声を聴くために~風信楽~ : 窯の未来展>

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                                                          丸又窯 登り窯

<地球の声はふたつあります。ひとつは大地の内なる響き、地球の内臓の声です。またひとつには大空の風、四海を越えて届く息吹があります。人間の耳もふたつあります。右と左の耳ではなく、自分自身の内臓を聴く耳と、外の時空の拡がりに同化する耳と。本作品は、自分の内外の空間を「聴く」ことで、イマジネーションを内から外へと解放し、心身の屈伸運動へとみちびく小道具です。>
                                                                『信楽窯元散策絵図』裏面より 






そうなんです。
私自身ビックリしてしまいましたが、私の中で小さくかたまっていたものが外へ拡がっていくような・・・
まさしく解き放たれる感覚を味わいました。
気持ち良かったなぁ~。

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<もう火が入ることのないこの窯は、ほっておくと雨風にさらされ草がぼうぼうになり、年々土に帰ろうとします。丸又の親爺さんは「草生えよってしゃないわ」と言いながら毎月毎年使われなくなった窯を手入れしこの風景を残してくれています。私たちもこの風景を末永く残すために今ここで何ができるのか、遅まきながらそれを考える場を作っていきます。>
                                                                『信楽窯元散策絵図』裏面より 


窯の未来を考える場という小屋の中には、
この窯で焼かれたであろう戦前の陶器が数点展示されていました。

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海鼠(なまこ)釉の火鉢。色に深みがあります。

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一番上に伊羅保(いらぼ)釉の掛かった傘立て。
この彫り込みを継承する者がもういないと親爺さんは嘆いていました。
たしかに残念なことです。

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百回以上は焼かれたという立てざや。見事な色艶です。


昭和3年が初窯ということですから、82年も風雨にさらされている登り窯。
もう朽ちるにまかせて土に還ってもいいのでは・・・という思いと、
やっぱりいつまでもこの美しい空間を残しておいて欲しいという思いが交差する。
勝手な言いぐさですけどね。

                                                          「正祥窯うつわ展」・・・個展の器掲載中!
                                                             
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by utuwa-seisyo | 2010-11-16 10:54 | 行ってきました 見てきました | Comments(0)